パルミジャーノレジャーノとは北イタリアの決められた地域で13世紀から今日まで伝統を守って作られているチーズです。材料は新鮮な生乳、塩、天然の凝乳酵素だけで、添加物や保存料は一切使われていません。栄養価が高く消化吸収にも優れておりイタリアでは子供からお年寄りアスリートにまで推奨されている食品です。
熟成士ジョルジォが熟成を手掛けたパルミジャーノレジャーノは、しっとりとしていて、やさしい甘みとフルーティーな香りが特徴。24ヵ月以上熟成させるような長期熟成のチーズはパサつきがちですが、しっとりとした組織で、口に入れると口いっぱいに旨みが広がります。彼のおすすめは、シャンパンと合わせたマリアージュ。「右手にシャンパン、左手にパルミジャーノレジャーノ、これが最高に幸せなひととき」と彼は言います。彼は熟成士ですが、もうひとつセレクター(チーズを選び抜く人)という重要な仕事があります。パルミジャーノの製造所はイタリアに300軒以上ありますが、9割が工場製で、農家製はたったの1割。彼はその中から4軒の作り手に絞ってチーズを仕入れています。さらにそのうちの1軒から選び抜いたものを、久田が求める味になるまで自社カーヴで1玉1玉丁寧に磨き、熟成させ、仕上げてくれています。
パルミジャーノレジャーノの表面に見える白い粒は熟成の間にタンパク質が分解され、チロシンと言うアミノ酸が結晶化したものです。このアミノ酸の粒がジャリジャリと言う独特な食感と芳醇な香り、風味が生まれます。
まずは、一口大に割ってそのままお楽しみ下さい。専用のアーモンドナイフで割ると、粒状の組織をより一層の楽しめます。りんごや梨などの果物、ぶどうやイチジクなどのドライフルーツ、くるみなどのナッツ類、はちみつや熟成バルサミコ酢とも相性が良いです。栄養バランスも良くなります。食事の直前におろしたり、スライスしてパスタやスープ、リゾットなどにたっぷりかけてみて下さい。ひと味違ったさらに素晴らしい仕上がりです。
重量は目安です。前後する場合がございます。必ず外皮をとってお召し上がりください。