定番のチーズこそ味の違いを実感してほしい
ヒサダグループを代表するチーズ。定番だからこそ味の違いが明確にわかります。熟成士ジョルジオのパルミジャーノレジャーノは長期熟成でもしっとりして、ミルクの甘味と豊かな風味が特徴です。
熟成士ジョルジォが熟成を手掛けたパルミジャーノレジャーノは、しっとりとしていて、やさしい甘みとフルーティーな香りが特徴。24ヵ月以上熟成させるような長期熟成のチーズはパサつきがちですが、しっとりとした組織で、口に入れると口いっぱいに旨みが広がります。彼のおすすめは、シャンパンと合わせたマリアージュ。「右手にシャンパン、左手にパルミジャーノレジャーノ、これが最高に幸せなひととき」と彼は言います。彼は熟成士ですが、もうひとつセレクター(チーズを選び抜く人)という重要な仕事があります。パルミジャーノの製造所はイタリアに300軒以上ありますが、9割が工場製で、農家製はたったの1割。彼はその中から4軒の作り手に絞ってチーズを仕入れています。さらにそのうちの1軒から選び抜いたものを、久田が求める味になるまで自社カーヴで1玉1玉丁寧に磨き、熟成させ、仕上げてくれています。
パルミジャーノレジャーノの表面に見える白い粒は熟成の間にタンパク質が分解され、チロシンと言うアミノ酸が結晶化したものです。このアミノ酸の粒がジャリジャリと言う独特な食感と芳醇な香り、風味が生まれます。
【10月27日はパルミジャーノレジャーノの日】
●パルミジャーノ・レッジャーノの日の由来
2012年の大地震で被害を受けた熟成中のパルミジャーノレジャーノを救うため、同じ生産地域の3つ星シェフであるマッシモ・ボットゥーラ氏が立ち上がり伝統的なカチョエペペパスタを現代風にアレンジしたレシピを考案し、世界中の人々に訴求したところ36万個のチーズが完売したそうです。パルミジャーノレジャーノ協会は彼の歴史的な支援に敬意を表して10月27日を「パルミジャーノ・レッジャーノの日」に制定し、このチーズを使った料理を作ったり、味わったり、フェアを行うよう世界中に働きかけています。
美味しい食べ方
まずは、一口大に割ってそのままお楽しみ下さい。専用のアーモンドナイフで割ると、粒状の組織をより一層の楽しめます。りんごや梨などの果物、ぶどうやイチジクなどのドライフルーツ、くるみなどのナッツ類、はちみつや熟成バルサミコ酢とも相性が良いです。栄養バランスも良くなります。食事の直前におろしたり、スライスしてパスタやスープ、リゾットなどにたっぷりかけてみて下さい。ひと味違ったさらに素晴らしい仕上がりです。
重量は目安です。前後する場合がございます。必ず外皮をとってお召し上がりください。